現在17歳の長女と8歳の長男という二人の子どもの母である裕子さん。長女とは、フラダンスを一緒に楽しみ、長男とはウクレレで楽しむ等、一家そろって仲の良いハワイ好き。
そんな裕子さんの子育ては自身の育ってきた環境が影響しているという。実家が、お店を経営していたという裕子さん。両親が忙しいのは当たり前のことだった。
「祖母に育ててもらったようなものですね。もちろん寂しい思いをしないはずもありません。そんな忙しい両親でも、母は毎日、手作りのお弁当を持たせてくれて、父は私と妹を車で学校まで送ってくれていました。そして学校行事にも必ず参加してくれました。そんな母に子どもながらに、いつも感謝もしていました。『子育てしながら働くって大変なこと。でもそんな姿がキラキラしてていいな』って思ったんです。『自分にも子どもができたら、母のように輝いていたい』とそのときから感じていました。私の毎日も子ども達のお弁当作りから始まり、家事も仕事も楽しんでいます」
高校卒業後、短大の保育科に進み、幼稚園の先生として社会人を歩み始めることに。子どもが大好きな裕子さんにとって、とてもハッピーな時間は、そう長く続かなかった。勤めていた幼稚園がやがて閉園。やむなく裕子さんは、知人の紹介で広告会社への転職を決める。
そこで出会ったのが、今のご主人が撮ったニューヨークの写真だった。
「彼の写真に、衝撃を受けましたね。こんなスゴイ写真を撮る人は、どんな人なのかしらと興味を持ちました。彼がケガをして入院し、お見舞いに行った時のこと。ベッドの上にぎっしり沢山のアメリカの写真。どの写真もカッコ良くて素敵でした。後日、写真が頭から離れず、ニューヨークの写真を4枚譲ってもらったんですが、もう嬉しくて嬉しくて。すぐに額装して自分の部屋に飾りました」
この出会いが、後で裕子さんの人生に大きく関わってくるとは、当時は思うはずもない。
最初の結婚は、遠距離恋愛の末のことだった。両家がしっくりいかぬまま、スタートした結婚生活。裕子さんの実家の仕事を継ぐことになったあたりから、前夫とは次第に気持ちのズレが起き始め、念願の長女を授かった頃から、ますます気持ちのズレが…。やがて離婚。
「子どもができたことで、しばらく専業主婦をしていたのですが、自分のやりたいことが見つかって…。当初は子育てと仕事のバランスは、とても上手にいっていたのですが、前夫との価値観が合わないことに次々と気がついたんです」
そして離婚という道を選んでしまった裕子さん。
「私にいつもがんばろうと思わせてくれたのは、娘でした」
娘さんを女手1つで養っていく。そんな娘さんの新たな生活が始まって、高山さんと偶然に再会することになる。
「彼も離婚を経験。私と同じように娘さんが一人いて…。境遇が似ていましたね。そんな彼と何よりも結婚したいと思ったのは、価値観が同じだったことですね。時間やお金の使い方、一緒に映画を観て涙を流したり、笑ったり、買い物をしていても好みが一緒だったり…。そんな些細なことが、とても心地良かったのです」
夫婦が仲良くするコツは、喧嘩をしても、あとをひかないことだとか。
「これまで、お互い苦労してきているから、危機を乗り越えられる力は持っていると思うんです。お互いを思いやる気持ちは、二人とも強いと思ってます。何にしても一番大事なのは家族。家族がいるから、私もいつも幸せでいられると思ってます」
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