エスクは家庭保育のパイオニアとして 1973 年に設立された。厚生労働省の「ファミリーサポートセンター」構想はエスクのシステムをモデルとして生まれたほど高い評価を得ている。
エスクは会員制の組織で、預ける会員( D 会員:子どもを預けたい人)と預かる会員( R 会員:保育者)、他に C 会員( D 会員と R 会員両者の世話をする)や G 会員(グループ保育)など一人ひとりの状況に合わせて参加することができる。乳幼児の家庭保育を基本としており、預かる会員の自宅で保育を行う。
子どもを保育して欲しい(預ける会員になる)場合、まずエスクの相談員と話をする。保育の希望や子どもの慢性疾患などについて細かく聞き取りをし、それに基づき登録されている預かる会員(保育者)を紹介してもらう。エスクでは預ける会員の生活地域や現状に合わせ、様々な対応を用意している。預かる会員は育児実績があることと自宅受け入れ可能ということが必須で、他にも保育環境(衛生面・安全面など)に問題はないかなど厳しい審査がある。エスクでは同じ地域の会員を紹介することで、地域のつながりを作っている。 2 回目以降の保育利用についてはつながりのできた預かる会員に直接連絡できる。出張保育や病時保育など 24 時間・ 365 日きめ細かくサポートしてもらえるほか、小児科、歯科などの医師のネットワークもあり、いろいろな保育の要望に柔軟に対応してくれる。子育て経験者が自分の家庭で保育することは子どもにとって何よりの環境であると同時に、母親にとっても子育ての心強いパートナーとなり、家族ぐるみで付き合いを続ける会員が多いという。
各地域にそれぞれの支部があり、研修会やサマーキャンプなども行われている。食育にも力を入れており、その活動は保育だけにとどまらず多岐に渡っている
仕事が忙しい母親にとってだけではなく、実家が遠方だったり引越しでなじみの薄い地域に住んでいる母親にとってエスクはまさに強い味方であるといえよう。