音楽は音を楽しむ、楽器は楽しい器と書く。音楽は教えるという発想が一般 的だが、ここ蒲田音楽学園の保育園では、子どもたち全員が園長先生の教本をもとに音を楽しむことを覚えていく。この園では一般 的な保育や幼児教育を行うとともに、バイオリンをはじめピアニカや歌など積極的に音楽を取り入れている。
人としてかなしみやよろこびがわかる豊かな心を育むためには、左脳と右脳をバランスよく鍛えることが大切。そういう観点からも音楽は役立っている。音やリズム、歌詞を通 して、小さいときに脳の記憶装置をつくっておくのだ。音にふれる機会が多く、音楽を楽しむ工夫を施すことで子どもたちに覚えやすい環境を提供している。覚えやすいとほめられる機会がふえる。すると脳の中でドーパミンが出てきて脳がますます活性化され、記憶力が磨かれるのだ。園を訪れたのは12月なのに、クラスの半分以上の子がハダガで過ごしている。入園した4月からハダカに慣れているので、皮膚が強くなり寒い季節でも免疫力がついているのでカゼをひきにくいそうだ。朝から園庭を走りまわったり、カラダを動かすことで脳にきちんと血液を送り込まれ、朝ご飯を食べてこない子や寝ぼけている子も血液が脳にまわり、他の子にぶつかったりせずに元気に動きはじめるという。思い切りカラダを動かすとお弁当を残さず食べられる、たっぷり眠れる。ここでは自然に理想的な生活サイクルが身についていく。
子どもと接する先生たちが何よりも大切にしているのは、その子にそなわっている一番いいものを引き出してあげること。そうすることで子どもたちは自信を持ち、小学校に上がっても生意気にならずに他人を尊重し健全な交友関係を築いていけるようになるという。ほんの少し覗いただけで、子どもの将来を見据えた心あたたまる園の考え方がひしひしと伝わってきた。

閑静な住宅街にある風格ある園舎。 園内で子どもたちは健やかに過ごす。 庭には滑り台や砂場もある。
お庭遊びの時間になると、 子どもたちが帽子をかぶって 元気に階段をかけおりてくる。




数字や身近な生活道具などを フラッシュカードで視覚的に覚える。

音符を見ながら、手をたたきながら カラダでリズムを身につける。
大きなそろばんが登場。 数の数え方や倍数なども楽しく学ぶ。
年長さんがピアニカの練習中。 みんな上手に自分のパートを演奏。 どの部屋にも必ずピアノがある。 もちろん赤ちゃんのお部屋にも。
理事長先生が書かれたバイオリンの本。
小さい子が遊びながら学べる工夫が。
(音楽の友社より全国発売中)

社会福祉法人扶壮会 蒲田音楽学園保育園

〒144-0051 東京都大田区西蒲田4-11-5
TEL:03-5747-3123 FAX:03-3752-5656
http://www.kamata-music.co.jp/kids/

保育理念
心のやさしい思いやりのある子に育ってほしい
砂に水がしみこむように、
どんどんまわりの環境を吸収して育つ乳幼児期。
人間性の基礎基本をつくるだいじな第一歩です。
将来の人格形成の土台もこの頃築かれます。
根がしっかりしていれば、 風雨に負けないたくましい木が育ちます。
人間も同じです。わたしたちの目指す教育はこの根をりっぱに培うことなのです。


いつもたくましい好奇心と運動意欲にあふれている子供たち。

大切なのはあたまとからだを100%使うこと。
すなおな人間らしい感動のこころを育むこと。

光る個性も創造性も、ほうっておいて育つものではありません。
たくましい心身を育てるために 当園では、食育と
「知・情・体」の三位一体の総合教育を行っています。

総合幼児教育研究会(総幼研)加盟園

園に入った瞬間から、子どもたちの楽しそうな大きな歌声が聞こえてきました。日課活動では、張り詰めた空気の中で、フラッシュカードを音読したり、そろばんで即座に数字を数えたりする子どもたちの自信に満ちた表情が印象的でした。今までは右脳、左脳という言葉はよく耳にしてはいたものの、実際にどんな指導をするのかピンときていませんでした。でも園長先生のお話を聞き、保育を見学し、なるほど!と納得させられました。こういう環境で育つ子どもたちの成長が楽しみであるとともに、よい幼稚園との出会いは、その子どもの将来に深く関係があるのだと感じ、幼稚園・保育園選びは大切であると改めて痛感しました。