伊原純子の“女でよかった”

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vol.4
『負け犬からの生還』
 
 
今流行の「負け犬」という言葉。以前私もそうだった。30歳を過ぎ未婚、子無し。そして会社を経営していたため周りからは「やり手」というレッテルを貼られ、彼がいてもなかなか結婚に行き着かず、あげくに不倫も経験してしまったり。毎晩飲まないと寝られない、アル中女(笑)、そんなとってもさみしーーい時代もあった。そんな私が今は幸せと心から思えるようになった。そう、負け犬から生還したのだ。それは結婚して子どもが出来たという形ではなく、主人や子どもそして仕事という私にとってかけがえのない出会いがあり、何よりも自分を好きになることが出来たからだ。

でもこんな風に思えるまで長い時間がかかった。彼もいて、仕事もあって、楽しい仲間もいて、でもなぜかいつも心がぽかぁーーんとしていた。主人は二回目の結婚。出会った時は、もう結婚はしないと口癖のように言っていた。30歳を超えていて仕事もばりばりがんばっていた私は、結婚が全てではないと思ってはいたが、心の中では「結婚したぁーーい」と叫んでいたのは事実。女性は結婚をして子どもを生んで、それが幸せといわれる時代に育ったのだから、そう考えて当然だと思う。でも、女々しさを見せたくない変なプライドが、正直に気持ちを伝えられなかった。

でもこの人しかいないという強い思いから、私の幸せをつかむ操作が始まったのだ。今から思い起こせば「くわばらくわばら」と思うこともあるが結果 オーライである。若い時は悩んだり(特に恋愛について)するとよく占いに行ったもの。当たると聞けば一目散だった。あなたは晩婚だ、未亡人になる、この人と別 れろ・・・あらゆることを言われたが、今思えば誰かに相談する時はほとんど結論を出していた。後押しが欲しい、とめて欲しいなど自分なりの考えがあったのだ。

今となれば人生は自分で切り開くものと実感している。現在の自分の状況を5年前は想像していなかったし、占いでも暗示していなかった。「幸せになりたい」いや、「幸せになる」という強い気持ちを持ち、恋も仕事も一生懸命チャレンジし、少しくらいしたたかなかけひきがあってもOK。そのくらい素敵な人生だと思ったら突き進むべきだと思う。幸せの形は人それぞれ。でもみんな人生は一度しかない。だからいつも一生懸命で輝いていたい。



伊原純子
 
 
 
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