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ソニーの男性の育児休職で5人目
「何故、育児制度を活用されたのですか?」の問いに「妻の提案です」とソニーのソフトウェアエンジニア 照山勝幸さんは、サラッといってのけた。
子育てに、色んな思いや悩みを抱えているパパたちが世の中にどれだけいるだろうか?そんなパパ達にとって、会社や家族がパパの子育てに理解がある環境は、稀といっていい。
照山さんはその第1人者であると同時に、何事にも動じない、安定感がある男性。 照山さんは、IC乗車券「Suica」、電子マネー「Edy」、おサイフケータイなどに使われているICチップFeliCaや関連製品を開発する部署で活躍している。自社技術を世界的に標準化する活動のほか、FeliCaを応用した未来の技術を研究するエンジニアだ。
照山さんが育児休職を取ったのは2003年。4年前だ。1995年に一人目の男性取得者が出て以来、照山さんは5人目だった。
夫婦で何度も話し合い、結論を出す
照山さんが育児休職を取得したときは、今のような未来研究とは違い、製品の開発で夜遅くまで残業の日々。 チームはたった5,6人しかいない中で自分が抜けたら皆に負担にならないか?たった何ヶ月かの取得でも、会社にそのあと席があるのだろうか?など、いろんな不安がよぎったという。
それでも、男性社員のワークライフバランスへの意識改革や自分が新しい世界へ飛び込むワクワク感や新鮮な気持ちもあったと言う。 最終的には、上司も快く承諾をしてくれ、家事・育児の分担を夫婦で何度も話し合い、結論に至った。
取得して感じたのは、「家族のために子どもと一緒に過ごす時間を持てて、本当に良かった。それは妻や子どものためじゃなく、自分自身にとっても貴重であり、忍耐力など教えられることが多かった時間だったという。
「夫婦どちらもなんでも出来る」が基本
奥様は同じ会社の社員で、技術推進スタッフとして月1ペースで海外出張に行っていたので、その場合でも夫が家事育児を担当できることが重要だった。
共働きの二人は「どちらでも何でもできる」というスタンスで、時期によって忙しくないほうがなるべく家事・育児を負担する。という家庭内の決まりごとを作っている。それでも、向き、不向きや得意、不得意はある。 照山さんは、お料理が得意。家事の主として料理は照山さんが全面的にしているのだとか。その代わり、掃除や家具のレイアウト決め、収納、はたまた日曜大工は奥様のほうが得意で、基本的にはおまかせしているという。
2回目の育児取得を申請中
照山家では、11月に二人目が誕生すると言う。 奥さんは、「出来るだけ早く仕事に復帰したい」 と希望している。そこで、照山さんは2月から保育園に入園する4月までの2ヶ月間、妻に代わって育児休暇を取得する予定。
今の部署は6人で、そのうち半分が、子どもがいる。子どもの保育園の行事などで抜けることも、周りが快く送り出してくれるような環境だという。
育児休職中は、20日間の有給扱いの育児サポートがある。それに自分の有給をつけるので、2ヶ月間の休職中に、経済的負担はない。 「1回目の休職のときに、自分が家族のサポートをできたことは、自分への自信にも繋がりました。
子どもに関わったことで、以前に比べ、時間管理に注意するようになり、計画を立てて仕事の能率をUPさせることが出来るようになったと感じています」
「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れずに!
子どもが産まれる前には、ダラダラと仕事をしているときもあったと言う。それが、子育てと家事と仕事とのバランスを取る機会に恵まれたことで、能率UP,時間短縮など、自分の仕事への取り組み方も変化した。
子育てとの両立で時間配分が出来るようになったのはママだけじゃないということだ。
今、心がけているのは、朝早起きして、夜早く帰り、なるべく家族の時間を作ること。毎日1分でもいいから、子どもや妻と会話をし、家族全員に感謝の気持ちをのべること。「ありがとうという言葉は、とても大切な絆を産むと確信しています」 一見、物腰が柔らかいのだが、芯のしっかりとした男性だということを所々に、覗かせる。
ママ達に伝えたいこと
照山さんに、ママリブのママ達へ一言何かありますか?と伺ったところ 「パパ達の中には、育児休職までは取れないけど、育児には協力的な方は多いと思います。 特に、母親が働いていたら、協力してやっていくことは不可欠だと思いますし。
でもそんな時、パパ達に、育児・家事を全面的に任せることが大事だと思います。 最初から完璧に育児や家事が出来る男性は少ないんじゃないかな。だからこそ、ママ達は完璧を求めず、パパ達を少し大きな心で見守っていて欲しいですね。やっぱり得意・不得意もありますからね」 優しい眼差しがとても印象的な照山さんは、多くの子育てパパ達にもエールを送っている。
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Sonyのワークライフバランス
ソニーは、2007年4月に東京労働局長より、さまざまな子育て支援策に積極的に取り組んでいる企業として、認定されました。 出産した女性社員は、ほぼ全員が育児休職を取得し、約9割が復職する状況となっています。 さらに、より安心して社員が育児休職を取得できる環境の整備、男性の育児参画の促進、および仕事との両立を一層しやすくすることを目的とし、2007年4月より、育児休職取得状況(2006年度)取得人数350名 (うち男性7名)取得率97.4% となっています。
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